7,000社以上が導入するCMSサービスで急成長
アメリカで考えてもいい。中国でつくってもいい。もちろん、日本にいてもいい。
GENOVA 取締役 Eitaro Kakuta
SponsoredGENOVA
自社開発のCMS*サービスが支持されているGENOVA。スマホの普及とともに、マルチデバイス対応の次世代型Webサービスでさらなる成長を続けている。その根幹にあるのが、エンジニアを育てることで培った技術力だ。最近、米国法人を設立し、シリコンバレーに事務所を開設。グローバルな開発環境を整えることで、さらに技術力を強化している。技術部門の責任者である同社取締役の角田氏に、職場環境や今後のビジョンなどを聞いた。
*CMS:Content Management Systemの略。IT知識のとぼしいユーザーでも、 テキストや画像などを用意すればWebで情報発信できる管理システム
※下記はTech通信Vol.1(2014年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。
エンドユーザーの視点で「集客できるサイト」を制作
―「GENOVA CMS」は、これまでに7,000社以上が導入しているそうですね。エンジニアリングの観点から、支持されている要因を教えてください。
品質の高いサービスを提供できる仕組みを、汎用化して構築していることです。
当社のCMSでは、1つのプラットフォームで多数の顧客企業のWebサイトを管理。コストを劇的に低減しています。たとえばセキュリティ対策ソフトを最新版にアップデートするにしても、1回の操作で全顧客のサイトにいきわたらせることが可能です。
一方で、競合他社のCMSよりも、顧客ごとのWebデザインの自由度は高い。プラットフォームの共通化と個別カスタマイズ化はトレードオフの関係にある。それを当社では、かなりのレベルで両立させているんです。
―どうやって両立させているのですか。
非常に凝ったWebデザインを実現できる自由度を確保しようとしたら、さすがに両立は困難です。でも、顧客企業が求めているのはWebサイトによって集客すること。その最適解は必ずしも「凝ったWebデザイン」ではないはずです。当社では「顧客の顧客」であるエンドユーザーの視点に立って、集客に必要なWebサイトにカスタマイズできる自由度を確保しています。
Webサイト構築をサポートする競合他社のほとんどは、低価格で多数の顧客に共通化されたサービスを提供するか、個別カスタマイズされたサービスを高価格で提供するか、2つにわかれます。「両立させる」という発想がない。当社は設立以来、それを追求してきたので、他社にないノウハウを蓄積できたのです。
―活躍しているエンジニアの例を教えてください。
今年4月にリリースしたモバイル専用CMS「plimo」のアップデート版の開発チームを牽引したプロジェクトマネジャーの例をお話しします。
彼はもともとWebデザイナーとして入社。プログラミングの経験はまったくない。でも、仕事ぶりがまじめで人望があった。それで開発プロジェクトをまかせたのです。15人のメンバーをうまくマネジメントして、通常ならば1年かかる規模のプロジェクトを8ヵ月で完走してくれました。
当社のエンジニアの評価軸は、スキルとパフォーマンスの2軸。抜てきは日常的に行われています。実際、ロックバンドの活動をしながら当社でバイトをしていたプログラマーを、プロジェクトマネジャーに抜てきしたことも。責任ある仕事についてやりがいを感じ、ミュージシャンよりもエンジニアの道を選択。当社の正社員となり、いまでは課長になっています。
―エンジニアが働きやすいように、どんな制度や環境を用意していますか。
自分のペースで仕事ができるように配慮しています。当社のサービスは自社開発プロダクトなので、受託開発を手がけるSIerなどと比較すると開発スケジュールに融通がきく。エンジニアが徹夜で作業しなければできないような、無茶なアサインは絶対にしません。実際、大手IT 企業からの転職者が、10日間の休暇をとってブラジルでサッカーW 杯を観戦。「こんな居心地のいい職場はない」なんていいながら(笑)。
また、スキルアップを支援する制度も充実させています。たとえば部署ごとに月に2万円までの予算で、メンバーが好きな本を買える。ほかにも、海外の技術イベントやカンファレンスに出席する費用を会社で負担しています。
シリコンバレーに拠点開設日本からヒトをどんどん派遣する
―今後の技術部門のビジョンを聞かせてください。
世界に向けて、誰もが知っているサービスをつくりたい。現在は、営業担当者が売り込みに行って、そこではじめて顧客が当社のサービスを知る。一般の人は「GENOVACMS」を知らない。そんな状況を変え、社員が「ウチのサービスはコレなんだよ」と胸を張っていえるようにしたいですね。
そのためにもグローバル展開は必須です。すでに大連にオフショア開発拠点をもち、日本の技術陣と連携して商材開発を進めています。さらに昨年、シリコンバレーに事務所を開設。最先端の技術情報を収集して商品企画やサービスの改善に活かしたり、開発したサービスを世界に向けて発信する拠点にできればと。今後は日本からどんどんエンジニアを派遣して、陣容を充実させていきます。
将来的には、「アメリカで考え、日本で設計し、中国でつくる」という開発環境を実現したいですね。
―そのビジョン達成のために、どんな人材を求めていますか。
「考える力」がある人です。問題が起きたら原因を深く追究し、顧客のニーズの深層を掘り起こして、かゆいところに手が届くサービスを考案できる人がいいですね。
Eitaro Kakuta(Eitaro Kakuta)プロフィール
1979年、千葉県生まれ。東京工業大学大学院総合理工学研究科修了後、外資系SIerを経て、起業やMBA取得などの活動と並行しつつ、創業期から株式会社GENOVAに参画する。サービス企画などに携わった後の2012年に取締役に就任。
企業情報
設立 | 2005年7月 |
---|---|
資本金 | 8,975万円(資本準備金5,075万円) |
売上高 | 18億円(2014年3月期) |
従業員数 | 169名(2014年4月現在) |
事業内容 | Webコンサルティング業、インターネット広告代理店、Web制作業、有料職業紹介事業 |
URL | http://www.genova.co.jp/ |
こんな記事も読まれています
記事を全て見る※このサイトは取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。
Tech通信は活躍しているエンジニアの職場を取材紹介する、エンジニアのキャリアアップ情報誌です。
定価:1,066円(税込)